横浜市立高田中学校と連携し、社会科の授業の一環としてシステム思考・デザイン思考とデータ分析で地域防災の課題解決に取り組むワークショップを実施した。
ワークショップは全2回で構成され、課題の分析から解決案の創出までのシステム思考・デザイン思考のプロセスに則って設計された。1回目は、まず、事前の講義や調べ学習の内容を踏まえて対象者を設定し、対象者視点での現地調査を通じて取得したデータを分析して仮説を検証し、問題を定義した。その後、問題を解決するためのアイデアを創出し、アイデアが実現した未来のシナリオを対象者視点で作成した。2回目は、作成したシナリオをサービスとして実現する上での利害関係者の関係性などを分析した上で、内容をスキット(寸劇)の形で発表した。
1回目は2年生の3クラス・計115名が中学校で開催されたワークショップに参加した。2回目は選抜された6つのグループが日吉キャンパスで開催されたワークショップに参加し、大学生や横浜市港北区役所の職員と共に対話と共創に取り組んだ。受講した生徒の多くは、プログラム前後のアンケートを通じて防災に対する意識の変容が見られた他、学んだ知識や考え方を他の分野に活用しようとする姿勢が感じられた。
神奈川県横浜市港北区
2017年6月1日~
防災の課題解決へ中学生らがアイデア 横浜市港北区と慶応大院が連携(神奈川新聞)
大学院、行政と連携 地域防災考え、成果発表(タウンニュース)
スポーツの“苦手意識”を、データの力で学ぶ意欲に。慶應大院教授が、小学校の体育で実現したいこと(ハフィントンポスト )
小学生が体験 トップアスリートの「オンライン運動プログラム」-慶應義塾、港北区の連携事業- (慶應義塾からのプレスリリース)
港北オンラインラジオ体操2020(横浜市港北区からのリリース)
https://www.kpa.sdm.keio.ac.jp/online-radio-kohoku2020/
https://www.kpa.sdm.keio.ac.jp/online-radio-kohoku2020-archive/
ニューノーマル時代のオンラインスポーツコーチング(FINDERS: 和田康二 大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任助教)
慶應義塾大学大学院システム・マネジメント研究科と横浜市港北区役所の連携協定に関する協定書
日吉
大学院SDM研究科 教授 神武直彦
sdm@info.keio.ac.jp