富士山は活火山であるが噴火の頻度が高くなく、火山災害のリスクコミュニケーションは難しい。また高齢化、共働きの増加により地域防災の担い手が不足している。そこで、自主防災会における次世代の火山防災リーダーを育成することを目的として、対面・遠隔の両形式で住民による自律的な机上訓練を可能にするツールと自助・共助・公助の3つをワークショップ形式で学ぶwebアプリケーションツールを開発した。2021年7月13日、10月13日、11月17日、12月15日、2022年1月7日にワークショップを開催し、富士吉田市住民や山梨県立吉田高学校の生徒からフィードバックを得てその効果を検証し、訓練ツールの有効性等が評価された。2022年度には広く富士山麓の自主防災会が使用できるよう、また2021年3月改定版の富士山ハザードマップに対応するよう訓練シナリオを追加・改訂し、さらにランキング、レベルといったゲーム要素を追加する改良を行い、山梨県富士山科学研究所のサーバで訓練ツールを公開した。
山梨県、富士吉田市
2022年4月1日~2023年3月31日
協定書
山梨県富士山科学研究所 http://www.mfri.pref.yamanashi.jp/
矢上
理工学部 教授 小檜山雅之
kohiyama@sd.keio.ac.jp
住民主体による火山災害の事前対策を促進するための調査研究
2023年4月1日~2024年3月31日
住民主体による火山災害の事前対策を促進するための調査研究
2021年4月1日~2022年3月31日
住民主体による火山災害の事前対策を促進するための調査研究
2020年4月1日~2021年3月31日