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[報告]よこはま大学開港塾 第2回「西洋文明との出会い-開港地横浜の衝撃-」

概要

 9月5日(土)、日吉キャンパス独立館にて、横浜開港150周年記念 「よこはま大学開港塾~第二の開国に向けた出航~」 第2回「西洋文明との出会い-開港地横浜の衝撃-」(主催:慶應義塾大学、共催:大学・都市パートナーシップ協議会/横浜市、後援:(財)横浜開港150周年協会)が開催されました。

 これは、横浜開港150周年を機に、市民とともに、我が国の発展に大きく貢献した横浜の歴史を振り返り、変化する国際社会の中で、横浜から未来の日本・世界を展望し、切り拓く契機とすることを趣旨として、横浜市内8大学が主催する、全10回、リレー形式のシンポジウムで、第2回を慶應義塾大学で開催することになったものです。

 総合司会の 工藤 教和 商学部教授による進行のもと、本会の講師を務めてくださることとなった、俳優・ (財)横浜観光コンベンション・ビューロー理事長の石坂 浩二氏からは、「私の横浜見聞録」と題して、氏が聞いた開港時の横浜のことなど大変貴重なお話をいただきました。また、本学からは、小室 正紀 経済学部教授・大学院経済学研究科委員長が、「幕末・維新の思想と横浜開港」― 佐久間象山と福澤諭吉 ― 」、杉山 伸也 経済学部教授・図書館長が「明治日本と横浜居留地」― 開港から条約改正まで ― 」と題した講演を行い、講師3名によるそれぞれのアプローチからの大変興味深い話となりました。

 当日は、多くの市民のみなさんにご来場いただき、会場はすぐに満席となりました。  福澤諭吉や佐久間象山の思想の比較と横浜開港がもたらした意義、当時の居留地の様子や条約の背景、開港で変わる横浜のことなど、いずれも普段はなかなか知ることができない内容であり、参加者はメモを取るなど熱心に耳を傾けていました。その後行われたフリーディスカッションでは、会場と講師による活発な質問や意見のやりとりがあり、時折拍手や笑いが沸き起こるなど、大盛況のうちに終了しました。

[報告]よこはま大学開港塾 第2回「西洋文明との出会い-開港地横浜の衝撃-」

撮影:井上 悟