貧酸素水塊の流入と養殖魚のへい死発生メカニズムの解明を目的として、鉛直方向に多点の流速・溶存酸素センサを備えた遠隔モニタリングシステムを開発し、内浦湾の生け簀に設置した。得られた計測データに加え、海底地形および汚泥の分析結果を統合的に解析した結果、微生物の異常増殖により生け簀直下が貧酸素化し、潮流停滞時にへい死が発生している可能性を示した。これに基づき、アラート機能を備えたへい死対策システムを構築した。
静岡県沼津市
2024年4月26日~2025年3月10日
(株)MizLinx、内浦漁業協同組合、(株)ウィンディーネットワーク、静岡県水産・海洋技術研究所、(一財)マリンオープンイノベーション機構
矢上
理工学部 高橋英俊准教授