山形県及び鶴岡市との協定に基づき2001年4月に設置された鶴岡タウンキャンパス・先端生命科学研究所は開設20年を迎えた。最先端のバイオテクノロジーを用いて研究活動を推進し、地元企業との共同研究も多数行い(2023年度23件)、地域産業の振興に貢献している。また、これまでに8社のベンチャー企業(うち、1社は山形県の庄内地域に本社を置く唯一の上場企業である)が誕生し、雇用創出ももたらしている。
さらに、研究所に隣接する高等学校の生徒を2009年から「高校生研究助手」として任用するプログラムを開始し、2023年度は17人の研究助手が従事した。また、「将来研究者になりたい」という夢を持った高校生を「特別研究生」として受け入れ、研究活動を全面的に支援する制度を2011年からスタートし、2023年度は15人を受け入れた。この特別研究生等の中には大学院で学位取得後、上述のベンチャー企業に就職した者もでてきている。
2011年から毎年開催している高校生バイオサミット(2023年8月21~23日)には、全国62校から175名が参加し、これらを通して循環型の人材育成と世界的なバイオ拠点の形成を推進している。
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詳細ページへ鶴岡市(山形県)とSFC研究所は、2019年より地方創生と奨学プログラムに関する共同研究を行っています。また、2022年度からは、鶴岡市に居住しながら研究活動を行う大学院生が活動し、「地方自治体のワーク・エンゲイジメントに着目した組織開発モデルに関する研究」などを行ってきています。
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